1569年に出版された「5,6声のためのモテトゥス集」第1巻に収められた聖霊 降臨祭のための モテトゥス。 聖霊降臨祭の雰囲気にふさわしい華やかさに包まれていた曲である。 ホモフォニーの部分とその対話によって構成された部分が多く、そこには ヴェネツィア楽派 を 思わせる 複合唱 の様式が 取り入れられている。その間にポリフォニックなアレルヤが挿入される という形で全曲が構成され、特にクライマックスのアレルヤでは 活気に満ちた躍動感あふれる模倣が展開されている。

(宮内)

作曲技法
推奨音律		中全音律
教会旋法		フリギア旋法
推奨される歴史的発音		南部イタリア ラテン語

資料

MusicTeX による楽譜	歌詞対訳	M.A.B. 演奏 （冒頭 1分間、au 形式、480k）

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