Ne irascaris Domine
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1589年10月25日に出版された「宗教曲集 Cantiones Sacrae」に含まれる モテトゥス。 国教会制度の時代に生涯カトリックであり続けたバードは、この曲を含め ラテン語の作品を数多く残しているが、それらがどういう機会に演奏されたかは 実はよく分かっていない。エルサレムの滅亡を嘆くこの曲の内容は、 カトリック弾圧を嘆くバードの心情そのものを表わしているともいわれ、 その中に深い悲しみをたたえている。なお音楽の書法の点で師 タリス の名曲「エレミアの哀歌」の影響を色濃く受けていることが見て取れる。
作曲技法 | ||
推奨音律 | 中全音律 | |
音楽修辞学 |
Noema |
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推奨される歴史的発音 | 16世紀以降のイギリス ラテン語 |
M.A.B. 演奏
(冒頭 1分間、au 形式、480k) |