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音楽資料室中世ルネサンスバロック古典・ロマン派近現代解説項目

古典・ロマン派

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An Weber Grabe
ウェーバーの墓に

最終更新日: 2002年3月24日
[Wagner]->[An Weber Grabe]

データ

リヒャルト・ヴァーグナー(独語)
作曲年 1844年11月
作品番号 WWV72
初演 1844年12月ドレスデン
演奏時間 約5分
声部 4声 (T,T,B,B)

解説

1843年にドレスデンのザクセン宮廷劇場の楽長となったヴァーグナーは、 1826年にロンドンで没したドイツの作曲家ヴェーバーの 遺体を引き取ることに尽力し、1844年にはその遺体をドレスデンに移して 改葬式が行なわれることになった。この曲はその際に作曲された作品であり、 埋葬が終った後に墓石の前で演奏されたと伝えられている。

曲は半音階を多く含み、ピアノからフォルテの間を頻繁に行き来する ドラマティックな作品であるが、全体として伝統的なロマン派男声合唱の 枠内に留まっており、これはヴェーバーの作風を意識してのことと思われる。 なお、ヴァーグナーの作品としては「さまよえるオランダ人」と 「タンホイザー」の間に位置している。  

(宮内)

資料

歌詞対訳
M.A.B. 演奏
(冒頭 1分間、au 形式、480k)

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