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近現代音楽概観1 〜様式分類と代表的作曲家

最終更新日: 2002年3月31日
[近現代]->[音楽概観1]

 音楽史上の近現代とは、古典・ロマン派音楽を支えた機能的な 和声進行に基づく調的音楽に代わる音楽語法の模索の歴史といえる。 その始まりをドビュッシー「牧神の午後への前奏曲」(1894年) に置くことは概ね意見の一致するところであろう。この作品を境に、 今日に至るまで各作曲家によって様々な音楽語法が探究されてきた。 それらはそれぞれに魅力的ではあるが、何かがイニシアチブを取るということは 今だにないように思われる。あえて言うなら、12音主義からセリー音楽への 繋がりは、一個人や一部の団体にとどまない20世紀の前半から後半にかけての 一つの流れとして際立っている感はあるが、これとて常に主流であったわけ でもなく、共通の音楽語法には程遠いと言わざるを得ない。

そのため音楽史上の近現代を語るためには、並列に存在した様式毎に 記述する必要がある。本資料室では20世紀前半(第二次大戦前)までを その対象としているが、そこに現われる主だった音楽様式と代表的作曲家を 列挙すると以下のようになる。

1. 第一次大戦前  

印象主義  ドビュッシー 
原始主義  ストラヴィンスキー 

2. 両大戦間

新古典主義  ストラヴィンスキー、プーランク 
12音主義  シェーンベルク、ウェーベルン、ベルク 
民族的新古典主義  バルトーク 

それぞれの様式に対する簡単な解説を以下に記す。

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(宮内)


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