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音楽資料室中世ルネサンスバロック古典・ロマン派近現代解説項目

バロック

時代背景
バロック音楽概観
作曲者とその作品
Monteverdi
  生涯
  音楽史上の位置
  Lamento della Ninfa

Lully

  生涯
  音楽史上の位置
  Ave Coelli

Couperin

  生涯
  音楽史上の位置
  O Domine quia refugium

Claudio Monteverdi(1567-1643)
クラウディオ・モンテヴェルディ

最終更新日: 2002年3月21日
[Monteverdi]->[生涯]

生涯

1567年クレモナに生まれる。15歳の頃からマドリガーレの作曲を始め、 1590年からはマントヴァの宮廷に歌手・ヴィオール奏者として仕えた。 マントヴァではマドリガーレ集の第3〜5巻の出版をすると共に、 「オルフェオ」などのオペラ、「聖母マリアの夕べの祈り」のような宗教曲など 初期バロックを代表する傑作も残している。1612年にマントヴァ公ヴィンチェンツォが 没すると、モンテヴェルディはマントヴァを去り1613年からはヴェネツィアの サン・マルコ聖堂の楽長に就任する。彼はここで多くのオペラを宮廷のために書き、 また教会のための宗教曲も数多く作曲した。なお、そのオペラは今日ではほとんど失 われて しまったが、この時期に作曲された宗教曲に関しては後に「倫理的・宗教的な森」の タイトルのもと1641年に出版されている。1637年にはヴェネツィアに世界最古の オペラ劇場が作られ、モンテヴェルディはこの劇場のために「ポッペアの戴冠」や 「ウリッセの帰還」を作曲したが、それらの作品は70歳を越えてなお衰えぬ その創作力を示している。彼は楽長を退いた1643年にヴェネツィアに没した。  

(宮内)


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