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解説項目
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音楽における代表的なフィグーラ
- [↓] アナバシス
- [↓] カタバシス
- [↓] キクロシス
- [↓] ヒポティポシス
- [↓] パルヘジア
- [↓] ノエマ
- [↓] パッスス・デュリュースクルス
- [↓] サルテュス・デュリュースクルス
- [↓] ススピラツィオ
- [↓] サスペンシオ
- Anabasis(アナバシス)
上昇音型。
外向性、強さ、集中、上昇、肯定、明るさ、希望 etc. を表す。
- Catabasis(カタバシス)
下降音型。
内向性、弱さ、下降、否定、死、絶望 etc. を表す。
- Cyclosis(キクロシス)
同音の持続。
平板、不動、平和、永遠、静止、静寂 etc. を表す。
- Hypotyposis(ヒポティポシス)
音型を用いた意味の表現。
言葉や詩的なイメージを音型で表し、音響の絵画性を強調する。
- Parrhesia(パルヘジア)
表現豊かな不協和音。
特に異なる声部間に現われる三全音を指す。
- Noema(ノエマ)
対位法の中のホモフォニー部分。
通常は協和音で構成され、歌詞を強調するために用いられる。
- Passus duriusclulus(パッスス・デュリュースクルス)
短2度の上行または下行。
苦難、悲しみを表す。
- Saltus duriusclulus(サルテュス・デュリュースクルス)
不協和音程による3度以上の跳躍。
苦難、悲しみを表す。
- Suspiratio(ススピラツィオ)
- 休止によって旋律が分断されること。
- 奇音によって作られる不協和音。
驚き、ため息、恐れ、とまどい等を表す。
- Suspensio(サスペンシオ)
2度や7度でぶつかり合う音程。
緊張に満ちた瞬間を表す。
(宮内)
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