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中世
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Hoquetus David
ダヴィデのホケトゥス
最終更新日:
2002年3月31日
データ
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詩 |
なし |
作曲年 |
不明 |
演奏時間 |
約3分半 |
声部 |
3声 |
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解説
この曲は本来器楽曲とされているが、特に楽器の指定もなく音域的にはヴォーカリーズによって演奏することも可能である。曲は厳密なイソ・リズム法に基づいており、グレゴリオ聖歌「アレルヤ・ナヴィタス」の結びの「ダヴィド」の部分をその定旋律として用いている。この曲におけるイソ・リズム法の構成については、リズムと旋律の関係が刻々と変化するために聴くだけで知覚することはほとんど不可能ではないかとも思われるが、この曲の複雑なリズムの魅力は一聴しただけで感じられるものであろう。ホケトゥスとは本来「しゃっくり」のことを指す言葉であるが、まさにしゃっくりの掛け合いのようなこの曲の展開は、その複雑な構成とは無関係に単純に楽しめるものとなっている。なお、この作品が何を目的として作曲されたのかは全く分かっていない。
(宮内)
資料
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歌詞対訳
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M.A.B. 演奏
(冒頭 1分間、au 形式、480k)
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