1998年の活動記録


第13回東京ヴォーカルアンサンブルコンテスト(TVEC)

【ルネサンス・バロックの部】
-- 1998年2月14日 at 尚美学園バリオホール
独唱
清水 理能(カウンターテナー)
伴奏者
村田 真、西野 潤一 (テオルボ)
山根 健一 (ヴィオラ・ダ・ガンバ)
審査結果
銅賞(10位、31団体中)
[講評]

初期バロックの音楽に初挑戦。これが M.A.B. として初めて楽器伴奏付の ステージとなりました。強力なコンティヌオ陣との共演が実現し、 たいへん幸せなステージを作ることができました。


創立10周年記念連続演奏会・第4回
「音楽の南北問題 〜 都市文化と基層文化の交配 〜」

-- 1998年3月1日 at 港南区民文化センター「ひまわりの郷」

[] 招待状はがき (jpeg 159k)
[] 招待状はがき - 宛て先面 (gif 24k)

(招待状より)
20世紀の音楽の歴史は、古典派からロマン派までの音楽を支えた 近代和声法に代わる音楽語法の模索の歴史であったと言えるでしょう。 その中の一つの大きな流れとして、民俗音楽の要素を芸術音楽に 取り入れるという動きがありました。「音楽の南北問題」とは、 間宮芳生がこういった動きを表わすために用いた言葉です。

バルトークやヤナーチェク、間宮芳生といった作曲家たちは、 単に民俗音楽の要素を自分達の音楽に取り入れるにとどまらず、 民俗音楽の研究から自らの音楽語法を生み出すところまで到達しました。 その結果、都市文化と基層文化の交配と呼ぶにふさわしい作品を残しています。 その作品の中には曲の性格上、無伴奏男声合唱も多く含まれており、 合唱というジャンルが創造の中心となりにくい近現代にあって、 貴重なレパートリー群を形成しています。第4回の演奏会では、 それらの作品を集めてプログラムを構成しました。

2年間に渡っておこなってきた創立10周年連続演奏会もこの企画を 持って完結します。 20世紀の音楽が直面している問題に取り組んだ この企画は、その最後を飾るのにふさわしいと言えるでしょう。 第4回の演奏会にも、どうぞご期待ください。

曲目


第53回東京都合唱祭

-- 1998年7月5日(日) at ゆうぽうと簡易保険ホール

グルジア共和国は、カスピ海の西にある国で、旧ソビエト連邦に属していた国 です。グルジア民謡には、多声からなる(斉唱ではない)、合唱の形式を持つも のが多くあり、ストラヴィンスキーが「人類最高の音楽」と評したとも言われ ています。この合唱祭では、グルジア民謡の実際の演奏の録音をもとに、全く 手を加えずに(いわゆる、民謡の合唱編曲物、としてではなく、民謡そのもの をそのままの形態で)演奏しました。


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