2000年の活動記録
第15回東京ヴォーカルアンサンブルコンテスト(TVEC)
【ルネサンス・バロックの部】
-- 2000年2月11日 at 北とぴあ・さくらホール
- Josquin des Prez(ジョスカン・デ・プレ)
- ``Absalon, Fili Mi(わが子、アブサロン)''
- Guillaume Dufay(ギョーム・デュファイ)
- ``Lamentio Sanctae Matris Ecclesiae Constantinopolitanae(コンスタンティノポリスの聖母教会の嘆き)''
- 審査員
- 梶取 弘昌(声楽家)、高嶋 みどり(作曲家)、
村谷 達也(指揮者)、松浦 ゆかり(指揮者)、つのだ たかし(リュート奏者)
- 審査結果
- 銀賞(12位、37団体中)
[講評]
出場資格ぎりぎりの6人でのステージ。かなり混声音域に近い編成での
演奏となりましたが、ソプラノをひとりで担当した森脇のカウンター
テノールが好評を博しました。
「わが子、アブサロン」は、息子を亡くしたダビデ王の悲しみを歌った
モテットで、不協和音を多用した曲がつけられています。
「コンスタンティノポリスの聖母教会の嘆き」は、
デュファイが生きていた当時に、東ローマ帝国(ビザンチン帝国)の首都
コンスタンティノープル(現在のイスタンブール)がオスマントルコ軍に
よって攻め落とされた(1453年)ことを嘆いた曲です。定旋律が歌うのは、
エルサレムが新バビロニアに滅ぼされた(BC 586年)ことを嘆いた旧約聖書の
「哀歌」からとられたラテン語のテクストです。他のパートは、異教徒に
征服されたコンスタンチノープルの悲しみをフランス語で歌っています。
第41回都民合唱コンクール
【小ホールの部】
-- 2000年10月15日 at 東京文化会舘小ホール
- John Dunstable(ジョン・ダンスタブル)
- ``Veni Sancte Spiritus(精霊来たりたまえり)''
- 審査員
- 小林秀雄(委員長)、大谷研二、清水昭、清水雅彦、古橋富士雄
- 審査結果
- 賞外
[講評]
M.A.B.は、このコンクールに出場するのは初めてになります。今回は、M.A.B.
としては初めて、中世イギリスの作曲家ジョン・ダンスタブル(c1390-1453)の
モテットに取り組みます。中世風の作風の中に独特の香りがただよう曲です。
メンバーの都合が合わず、6人での出場となりました。
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[2001年]
[ M.A.B Home Stage]
[プロフィール]
[年譜]