William Byrd
主よ怒りたもうことなく
詩 | ラテン語 |
出版年 | 1589年 |
演奏時間 | 約8分 |
声部 | 5声 (CT,T,T,B,B) |
解説 |
1589年10月25日に出版された「宗教曲集 Cantiones Sacrae」に含まれる
モテトゥス。
国教会制度の時代に生涯カトリックであり続けたバードは、この曲を含め
ラテン語の作品を数多く残しているが、それらがどういう機会に演奏されたかは
実はよく分かっていない。エルサレムの滅亡を嘆くこの曲の内容は、
カトリック弾圧を嘆くバードの心情そのものを表わしているともいわれ、
その中に深い悲しみをたたえている。なお音楽の書法の点で師
タリス
の名曲「エレミアの哀歌」の影響を色濃く受けていることが見て取れる。
(宮内)
|
資料 |
[→]歌詞対訳 [→]MusicTeX による楽譜 [→]M.A.B. 演奏(冒頭 1分間、au 形式、480k) [→]MIDI による演奏(16k) |
推薦CD |
ヒリアード・アンサンブル
(hyperion) キングズ・シンガーズ (EMI) |