講評

(第51回 東京都合唱コンクール)

有村祐輔

19位
(1)各声部のフレージングにもっと留意して歌いましょう。 各声部の導入と終止を明確にしながらポリフォニーの糸を織っ てゆくということだと思います。
(2)各声部をもっと揃えること。全体の構成感をもっと意 識した演奏をしたいですね

大槻義昭

17位
全体的に発声面に課題多し。すばらしいアンサンブルなので すが(内容もあり)、課題曲も直線的になり様式感があまり 出ていない(真面目すぎる)。自由曲は、ハンガリーでもか なりの難曲として扱われている曲です。よく頑張り、ハンガ リー語の雰囲気も出ているのですが、声がいま一歩。

荻野昌良

18位
訓練の行き届かない生硬な声が時に聞こえる。先ず喉を開け、 全てお腹のコントロールで声を出す訓練を徹底してほしい。 意欲十分な団が更に発展するよう期待します。

萩原英彦

14位
男声合唱の安定したひびきの上に端正に音楽が展開されるが 発声のコントロールにときおり破綻がみられる。

村本和修

7位
課)メロディーの受け渡しをしているのはわかるのだが、そ のメロディー線の設定の弱さ(ラテン語のアクセントを基本 にしたものでなくてはならない)がある為にポリフォニーに なっていない。何となくグリークラブ風になってしまった。
自)土臭さのうすいバルトーク、トップTen.の張りがもっと ほしい。

吉田孝古麿

5位
やわらかい発声でポリフォニーを体得している演奏でした。 現代曲との対比という点でも、(課)は絶対評価は良。

渡邊學而

19位
(課)ビブラートの少ない澄んだ声質で歌っているのが、こ の曲に適していて、その点かなりよいHarmonyが響いている。 但、やや音程不安定なのと表現が平板。
(自)よく頑張って歌っており、後半はとくによく音楽の流 れに乗って歌っていたが、全体的にはまだ音楽が未消化のよ うに思う。

[ M.A.B Home Stage] [プロフィール] [年譜] [1996年]