合唱界では後期ルネサンスの作曲家としても広く知られているモンテヴェルディ ですが、音楽史上で見るとむしろ初期バロックの作曲家としての一面の方がよ り重要であると思われます。彼の作品中、初期バロックに分類される世俗合唱 曲で最も重要な作品と言えば、マドリガーレ第8集に他なりません。今回の TVECではこの曲集中、演劇的な表現で一際眼を引く「敵が取り囲んだ、人を陥 れる愛の神が」を演奏します。
マドリガーレ第8集では通奏低音が非常に重要な役割を果たします。M.A.B.が TVECでマドリガーレ第8集の作品を通奏低音付きで歌うのは1998年の「ニンフ の嘆き」以来2回目になりますが、今回は通奏低音奏者にヴィオラ・ダ・ガン バとアルパ・ドッピア(ダブル・ハープ)の若手演奏家を迎えて演奏します。
2年ぶりの自主公演です。詳しくはこちらのペー ジをご覧下さい。