1956年にゲルハルト・シュミット=ガーデン教授によって結成された ドイツの少年合唱団。とても早い時期から基礎的な音楽教育を受けた メンバーの能力は非常に高く、また自発的訓練を基礎としているためか 幼くしてソロを歌えるメンバーも多い。アーノンクールとレオンハルトによるバッハのカンタータ全集録音には 合唱団として参加しているだけではなく、ソプラノソロもテルツ合唱団の メンバーが選ばれている。非常に難度の高いバッハのアリアを歌いこなす ボーイソプラノの技術の高さを驚くばかりである。
アバド、バーンスタイン、カラヤンといった指揮者たちもテルツ少年合唱団の 演奏を絶賛しており、世界の有名ななオペラハウスや音楽祭での 少年ソロとしてテルツ少年合唱団のメンバーが選ばれている。
(宮内)