MusicTeXとは、コンピュータ組版システムTeXのマクロセットと専用フォントから成る多段楽譜組版システムで、 Daniel Taupin によって開発されています。通常TeXの文書は、 テキストの中にTeXのコントロール・シーケンスを埋め込む、 いわゆるマークアップ方式で作成されますが、MusicTeXの文書は、 音楽記号を出力するためのマクロの塊となります。 このため一見して内容が判り辛く敬遠されることもありますが、 使いこなせば市販の楽譜に優るとも劣らない品質の楽譜を作成することが可能です。
近年、Taupin 自身により MusicTeX の発展版である MusiXTeX がサポートされています。 これは MusicTeX の改段の自動処理を強化したもので、より使いやすいシステムです。 これにより機能強化などは全て MusiXTeX に移行されたため MusicTeX は「古い」システムとなってしまいました。当ページの内容も順次 MusiXTeX に移行していきたいと考えています。
これらのシステムの使用にあたっては最低限TeXで文書を作れるだけの知識を必要とします。 TeX について、詳しいことは 松阪大学の奥村先生のページや アスキー出版の関連ページを参照してください。
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