注目の新譜CD

国内盤新譜

アキタニア 〜12世紀アキテーヌ地方の修道院のクリスマス音楽

BJ-ドイツ・ハルモニア・ムンディ BVCD-627
3,059円
11月21日発売
演奏者:
セクエンツィア
Dir ベンジャミン・バグビー、バーバラ・ソーントン

推薦者からコメント

本格的なポリフォニー音楽の発祥の地として知られるアキテーヌの修道院。 そこに残されたオルガヌムの演奏としては、 アンサンブル・オルガヌムのものなどが知られているが、 今回、セクエンツィアの演奏が加わった。 中世音楽の専門家しか手の出せないレパートリーだけに、 このグループの解釈が注目されるところである。 (宮内)

ヒルデガルト・フォン・ビンゲン:11,000の処女殉教者

K-フランス・ハルモニア・ムンディ KKCC-394
2,854円
11月21日発売
演奏者:
アノニマス4

推薦者からコメント

セクエンツィアの全集を筆頭に、このところ録音が相次いでいる ヒルデガルト・フォン・ビンゲンの演奏であるが、 その中でもアノニマス4の演奏は待望のものといえるだろう。 古楽演奏の編成としては特殊とも言える女性4人による このグループの演奏は、これまでも高い評価を得ており、 中世の修道女たちの音楽を演奏にはまさにうってつけではないだろうか。 (宮内)

J.S.バッハ:カンタータ全曲シリーズ Vol.5 ヴァイマール時代のカンタータ3

K-ビス KKCC-2251
2,854円
11月21日発売
演奏者:
Cd 鈴木雅明、バッハ・コレギウム・ジャパン
S 鈴木美登里
CT 米良美一
T 桜田亮
B ペーター・コーイ

推薦者からコメント

カウンターテノール歌手・米良美一の大ブレイクもあって、 ますます人気・知名度とも上昇している感のあるBCJ。 コープマンの録音ペースに比べるとかなりのスローペースではあるが その分、一つ一つが丁寧に仕上がっている印象がある。 今回収録された曲のうち第143番は、偽作であるが曲が美しいのために あえて録音したとのこと。 (宮内)

J.S.バッハ:カンタータ第63番、サンクトゥス ニ長調

Po-オワリゾール POCL-1787
3,059円
11月24日発売
演奏者:
Cd フィリップ・ピケット、ニュー・ロンドン・コンソート
S キャサリン・ボット
他

推薦者からコメント

1723年のクリスマスで演奏された曲目を集めた録音で、 マニフィカトの初稿(変ホ長調)も含まれている。 この稿は有名なニ長調の稿にクリスマス用のコラールが加わっている だけでなく、楽器編成にもかなりの違いがある。 特に2本のリコーダーは印象的で、トラヴェルソによる演奏とは 雰囲気が大きく異なり、この曲の本来の姿を表わしているように思える。 (宮内)
[ M.A.B Home Stage] [11月号目次]