注目の新譜CD

国内盤新譜

バスのためのカンタータ集

S-ヴィヴァルテ SRCR-1886
2,345円
7月21日発売
演奏者:
B ハリー・ヴァン・デル・カンプ、ピリオド・インストゥルメント・アンサンブル
曲目:
ローゼンミュラー「預言者エレミアの哀歌」
シュッツ「われは身を横たえて眠り」
ブルーンズ「深き淵より」
他全10曲

推薦者からコメント

あまり聞かれる機会の少ないドイツのソロカンタータを集めた録音。 中堅バス歌手ヴァン・デル・カンプは手堅い歌唱で安定した演奏を 聴かせてくれるソリストであり、この演奏にも高水準が期待される。 これら貴重なレパートリーを高い水準の演奏で聴けるのは嬉しい限り。 (宮内)

ヒルデガルト・フォン・ビンゲン:献堂式の宗教作品集

BJ-ドイツ・ハルモニア・ムンディ BVCD-626
3,059円
7月24日発売
演奏者:
Dir ベンジャミン・バグビー、バーバラ・ソーントン、セクエンツィア
曲目:
おおエルサレム
幸多き、子供の頃
おお、かくも偉大な奇蹟
他全12曲

推薦者からコメント

来年の生誕900年に向けて、着々と進行中のセクエンツィアによる 「ヒルデガルト全曲録音プロジェクト」。今回はその第5弾。 神秘的・瞑想的な雰囲気を漂わせるヒルデガルトの音楽に対する 静かなブームはいまだに続いているようだが、その演奏に関して セクエンツィアは老舗の一つと言っていいだろう。 (宮内)

カルドーソ:ミサ「主よ憐れみたまえ」、第2旋法によるマニフィカト

K-フランス・ハルモニア・ムンディ KKCC-384
2,854円
7月24日発売
演奏者:
Cd フィリップ・ヘレヴェッヘ、アンサンブル・ヴォカール・エウローペン

推薦者からコメント

「ポルトガルのパレストリーナ」と呼ばれるカルドーソの宗教曲の録音。 スペインに比べてまだまだ未発掘のレパートリーの多いルネサンス期の ポルトガルであるが、これからは注目される分野になる可能性がある。 演奏に当たっては十分な研究を行なうヘレヴェッヘの指揮で聴くこと が出来るというのは、入門として好適かもしれない。 (宮内)

スーパー・ヴィオール集団 愛のシャンソンとマドリガーレ

K-フランス・ハルモニア・ムンディ KKCC-385
2,854円
7月24日発売
演奏者:
Dir,Vg パオロ・パンドルフォ、ラビリント
曲目:
デ・ローレ、アルカデルト、ジャヌカン、ガブリエリ、ラッススらの作品

推薦者からコメント

人の声を模倣するのに最も適した楽器と言われるヴィオール (ヴィオラ・ダ・ガンバ)。その名手パンドルフォが4人のヴィオール奏者 を率いて、ルネサンス期のシャンソンやマドリガーレを演奏するという 注目の録音。どのような歌い回しを聴かせてくれるかが期待される。 おそらく歌手たちにも大いに参考になる演奏になるであろう。 (宮内)
[ M.A.B Home Stage] [7&8月号目次]