注目の新譜CD

国内盤新譜

ガーディナー −新パーセル・ベスト

WM-エラート WPCS-4983
2,800円
11月10日発売
曲目
H.パーセル
「インドの女王」より、アダージョ
「アーサー王」より、最も美しき島よ
「ディドーとエネアス」より、ディドーの嘆き
他
演奏者
Cdジョン・エリオット・ガーディナー、イギリス・バロック管弦楽団、モンテヴェル
ディ合唱団
Sリン・ドーソン、ナンシー・アージェンタ
CTマイケル・チャンス、ジェームズ・ボウマン
他

推薦者からコメント

パーセル没後300年を記念した伝記映画のサウンドトラック盤。 イギリス・バロック唯一の大作曲家と言ってもいいパーセルの録音に、 ガーディナーとその手兵たちの演奏はまさに適任と言えるだろう。 その実力は折り紙つき。アージェンタ、チャンスといった独唱者陣も 充実している。なお、ガーディナーらは11月に来日の予定。(宮内)

J.S.バッハ:「マタイ受難曲」

K-ヴァンガード・クラシックス KICC-204/5
6,600円
11月21日発売
演奏者
Cd エリク・エリクソン、ドロットニングホルム・バロック・アンサンブル
Cho エリクソン室内合唱団、アドルフ・フレドリク音楽教室児童合唱団
福音史家;ジョセフ・コーンウェル
キリスト;カルル=マグヌス・フレドリクソン
S クリスティーナ・ヘグマン
A モニカ・グローブ
T クラス・ヘドルンド
B ベッテリ・サロマー 

推薦者からコメント

合唱愛好家で知らない人はいないと言ってもいいほど有名な 「合唱の神様」エリクソンと古楽器オーケストラのコンビによる バッハのライブ録音。先日のベルリン・フィルの来日公演でも マーラーの交響曲2番の演奏で、その合唱指導の手腕をいかんなく発揮した エリクソンのバッハ演奏に興味が集まる。なお「ヨハネ受難曲」「ロ短調ミサ」 も同時に発売される。(宮内)

バッハ:カンタータ第27,34,41番

S-ヴィヴァルテ SRCR-1700
2,300円
11月21日発売
曲目
第27番「誰ぞ知らん、わが終わりの近きを」
第34番「ああ永遠の炎、愛のみなもと」
第41番「イエスよ、いま賛美を受けたまえ」
演奏者
Cd グスタフ・レオンハルト、バロック・オーケストラ、テルツ少年合唱団 
T マルクス・シェーファー
B ハリー・ヴァン・デア・カンプ 

推薦者からコメント

古楽界の巨匠レオンハルトのバッハ録音は久しぶりではないだろうか。 今回のカンタータ集はレオンハルトにとっては初録音のものばかり。 多くの若手台頭の中で、まだまだ変化し続けるレオンハルトの演奏は、 やはり余人の到達しうるものではない。安易な大量生産とは一線を画した 深い精神性に満ちた演奏が期待出来るだろう。(宮内)

バッハ:カンタータ全集第3巻

WM-エラート WPCS-4994/6
7,400円
11月30日発売
曲目
第63番「キリスト者よ、この日を銘記せよ」
第162番「ああ、いまわれ婚宴に行かんとして」
第155番「わが神よ、いつまで、ああいつまでか」 
第22番「イエスは使徒たちを引き寄せたまえり」
第23番「汝まことの神にしてダヴィデの子」
第163番「各々に各々のものを」
第165番「霊と水の聖なる洗礼よ」
第54番「罪に手向かうべし」
第161番「来たれ、汝甘き死の時よ」
第208番「楽しき狩りこそ、我が喜び」
演奏者
Cd トン・コープマン、アムステルダム・バロック管弦楽団&合唱団
S バルバラ・シュリック
A エリザベート・フォン・マグヌス、アンドレアス・ショル
T ポール・アグニュー
B クラウス・メルテンス 

推薦者からコメント

コープマンのバッハ・カンタータ全集も3巻に達し、ライプツィヒ以前の カンタータの録音はこれで完結する。今回の録音にも、有名な「狩りのカンタータ」や カウンターテノールの成長株ショルの歌うアルト・ソロのカンタータ54番などの 注目の演奏が含まれている。特に「狩りのカンタータ」では、コープマンらしい 愉悦に満ちた楽しい演奏が聴けることだろう。(宮内)
[ M.A.B Home Stage] [11月号目次]