M.A.B.の演奏活動予定


以下の内容は、諸事情により変更されることがあります。ご了承ください。

第19回東京ヴォーカルアンサンブルコンテスト(TVEC)

東京都合唱連盟が主催する、25名以下の少人数アンサンブルのためのコンテス トです。近年では各県でこのような少人数のためのアンサンブルのためのコン テストが盛んになってきていますが、それらのはしりになったコンテストと言っ てもよいでしょう。各団体の所属による部門分けの他に、ルネッサンス・バロッ ク期(とそれ以前)の曲を演奏する団体を対象とした「ルネッサンス・バロック 部門」があるのも特徴のひとつです。東京都合唱連盟への加盟が参加条件でな いため、東京以外を本拠とする合唱団も多数参加しています。

今回M.A.B.は久し振りに一般の部に参加し、ストラヴィンスキーの作品を演奏 します。「天にまします我らの父よ」は1926年に教会スラヴ語の歌詞で作曲さ れ、1949年にラテン語に変更された無伴奏の小品。2分足らずの曲ですが、語 るようなリズムの中に深い祈りが感じられる佳作です。

「3つの聖歌」はルネサンス期の作曲家であるジェズアルドが残した作品に対 して、消失したBassパートをストラヴィンスキーが補筆したという異色作。ス トラヴィンスキーが加えたのはわずかに1パートでありながら、その響きと和 声進行がルネサンス時代の作風とは全く変わって、ストラヴィンスキーの作品 となってしまっていることには本当に驚かされます。20世紀を代表する作曲家 ストラヴィンスキーの作曲センスを垣間見ることのできる作品です。

どちらも本来は混声合唱のレパートリーですが、我々はこの作品をカウンター テノールを含めた男声合唱で演奏します。特に「3つの聖歌」は、普段ルネサ ンスの宗教曲を歌うことの多いM.A.B.が1人1パートで曲本来のポリフォニー性 を存分に活かしながら歌う異色の演奏となることでしょう。

曲目
Igor Stravinsky(イゴール・ストラヴィンスキー)作曲
"Pater noster(天にまします我らの父よ)"
Carlo Gesualdo(カルロ・ジェズアルド)/Igor Stravinsky(イゴール・ストラヴィンスキー)作曲
"Tres sacrae cantiones(3つの聖歌)"より
"Da pacem Domine(主よ平安を与えたまえ)"
"Assumpta est Maria(マリアは天に昇りたもう)"
会場
北とぴあ・さくらホール(JR「王子」駅北口より徒歩2分、地下鉄南北線「王子」駅5番出口)
日時
2004年2月11日(水・祝)【一般の部】
M.A.B.の演奏順は38番目(43団体中)で、演奏予定時刻は17時00分頃です。
入場料
高校以下 600円(前売り 500円)
一般 1,200円(前売り 1,000円)
(各開催日とも同額。いずれも入場当日のみ有効。参加者は参加証提示で全日入場可)
審査員
2月1日: 荒谷俊治、有村祐輔、今谷和徳、片山みゆき、渡邊學而
2月11日: 荒谷俊治、大熊崇子、片山みゆき、横尾佳子、渡邊學而
2月14日: 荒谷俊治、大熊崇子、横尾佳子、渡邊學而、他1名
2月15日: 大熊崇子、清水敬一、横尾佳子、渡邊學而、他1名
問い合わせ
東京都合唱連盟事務局 (Tel. 03-5540-7813)、 または 都連ホームページ

なお、コンテスト全体の日程は以下のとおりです。

2004年2月1日(日)
ルネッサンス・バロック部門
2月11日(日)
一般部門(大学・職場を含む)
2月14日(土)
おかあさん、ジュニア、中学校部門
2月15日(日)
高校部門

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